第33回ゴールデンラズペリー賞『俺の息子』

 

俺のムスコ(字幕版)

俺のムスコ(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

おバカコメディ映画が大好きだ。人間の想像力の最高到達点が至高のSF作品だとすれば、常人の想像力を突き抜けて、行くとこまで行って誰にも理解してもらえないものがおバカ映画だと思う。最先端で一周回ってクラシックみたいな、そのような感じで僕はおバカ映画を愛している。ラジー賞受賞作品の『俺の息子』を観たのだけれとても素晴らしい作品だった。序盤は笑いが弱めだったけれど、中盤以降のラッシュが凄い。最終的にはハートフル。ラジー賞受賞作品は信頼できる。疎遠だった父と息子が息子の結婚を機に関係を修復していく。ダメ親父的な映画を観ると、僕は絶対に将来ダメな親父になりたいと思う。ビールを飲んでマスって、周りに迷惑をかけるけれど息子には深い愛情を示すその姿にどうしても憧れてしまう。父親になったところで男がダメな事には変わりはないけれど、ダメな父親ほど愛おしいものはないね。終盤の父親が愛を語る台詞がすごくよかった。愛は全てを包み込んで、お互いを特別にする。