焼鳥屋の焼鳥が好きになれない

焼き鳥 塩 50本 がっつりセット (もも10本 せせり10本 はらみ10本 とり皮10本 ぼんじり10本) BBQ バーベキュー ギフト 贈り物 国産鶏 おつまみ 惣菜 肉 生 チルド

食材に関しては基本的に好き嫌いがなく、何でも美味しく食べられるのが僕の数少ない長所のひとつなのだけれど、調理法によってはいつになっても好きになれないものもある。例えば竹輪の煮物とか、鍋の中でクタクタになった白菜とかなのだけれど、その中でも特に何故か好きになれないものとして焼鳥屋の焼鳥がある。イメージの中では焼鳥屋に焼鳥が大好きなのだから余計に困る。今日みたいな夏の始まりの暑い日なんかは、仕事帰りに瓶ビールを飲みながら焼鳥を食べたいなという気持ちが人並みに芽生えるし、実際に西荻窪あたりの焼鳥屋の外の席で夜風に吹かれながらダラダラと食べているあの雰囲気は大好きなのだ。僕のイメージと記憶の中では僕は焼鳥屋の焼鳥が大好きなのだけれど、実際に焼鳥屋に入るともうその時店でうんざりとしてくる。座り心地の悪い椅子に座りながら狭い机で注文した焼鳥が運ばれてくるのを待っている時間はすぐに家に帰りたくなっている。なんだろうあの空間は。人と人との距離感が近すぎるのが原因なんだろうか。なんだか無性に疲れてゲンナリしてしまうのだ。そして運ばれてくる焼鳥に対する僕の味覚にも問題がある。どの焼鳥屋で焼鳥を食べてもどれも対して差がないように感じてしまうし、正直部位による味の違いもよくわからない。美味しくて高めの焼鳥屋から、戎のような安くて大衆的な焼鳥屋にも沢山行ったのだけれど、どこでなにを食べてもほとんど同じ味で数本食べるともう飽きてくる。塩の味とタレの味の違いしか僕にはほとんど分からない。そのうち焼鳥という料理ついても悪態をつくようになってくる。鳥を切って串に刺して焼いただけって一体どういうことだよという気持ちになったりする。適当過ぎるだろ。僕はもっとちゃんと調理されたの食べたいのだ。料理が食べたいのだ。ただ串に刺した鳥肉を焼いただけの料理をなんでこんなに食べないといけないのだという気持ちになってくる。嫌いではないのだけれど全くボルテージが上がらない。僕みたいなワープアは平日のうちで最も最高な瞬間は美味しい夕食を食べている時なのに、こんなもんで片付けるなよという気持ちになる。焼鳥屋に入ったことを本当に後悔してしまう。それでもお店には沢山の人がひっきりなしに訪れて、満員の店内を見てみんな残念そうに帰っていくのだから不思議でならない。焼鳥屋の焼鳥が好きになれればより人生はマシになる気がしているのだけれどどれだけ頑張ってももう白旗状態。助けてくれ。