2月に読んだ本と総額

ジョー・ネスボ『真夜中の太陽』

真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)

真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)

 

『その雪と血を』がとても良かったので真夜中の太陽も読んだ。何が良いって風景描写。乾いた空気感と、冬の水の冷たさの描写に震える。ハードボイルドな暗殺者が逃げ込んだ田舎町で生じる恋の話。とても良い。1800円。

ジョー・ネスボ『その雪と血を』

その雪と血を (ハヤカワ・ミステリ)

その雪と血を (ハヤカワ・ミステリ)

  • 作者:ジョー ネスボ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/10/15
  • メディア: Kindle版
 

ノルウェー出身のジョー・ネスボによる所謂パルプミステリー。『真夜中の太陽』と一応同じ世界観ではあるけれど、どちらを読んでも楽しめる。殺し屋の主人公オーラブと彼が恋した2人の女の愛と裏切り。色彩の淡い情緒的な世界観が素晴らしく、景色の移り変わる描写の美しさに心が震える。最近ではいちばん良かった作家。ジョー・ネスボ。多分とても有名。鬼才ジム・トンプソンの事が大好きらしいのでそちらも読みたい。1400円。

ジョーダン・ハーパー『拳銃使いの娘』

拳銃使いの娘 (ハヤカワ・ミステリ1939)
 

拳銃使いの父親と同じ目を持つ娘のクライムストーリー。プリズンギャングの親族を殺したことで追われる父親と娘が、逆に彼らを狩っていくという話。ハードボイルドお父さんがマジのハードボイルドでいい感じでした。1800円。

木下古栗『人間の諸相』

人間界の諸相

人間界の諸相

  • 作者:木下 古栗
  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: 単行本
 

特に意味のない木下古栗の短編集。いろんな毛を剃ったりしていた。最高。1600円。

木下古栗『いい女vsいい女』

いい女vs.いい女

いい女vs.いい女

  • 作者:木下 古栗
  • 発売日: 2011/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

木下古栗作品の中でも手に入り辛く、なかなかどうして読むことができない作品をようやく読むことができた。意味は全くない文章を延々読むことで、得る何か。特にタイトルにもなっている『いい女vsいい女』は読んでても一切話が頭に入ってこなくて素晴らしい。これが読書体験というものなのだ。3600円。

玉村豊男『料理の四面体』

料理の四面体 (中公文庫)

料理の四面体 (中公文庫)

  • 作者:玉村 豊男
  • 発売日: 2010/02/25
  • メディア: 文庫
 

いわゆる真理本と呼ばれる本。料理の本質について語っていくのだけれどどれも美味しそうでいい。700円。

市ヶ谷出版社『建築構造』

初学者の建築講座 建築構造設計

初学者の建築講座 建築構造設計

 

建築士試験の勉強をしていて、そもそも構造力学に出てくる言葉の意味が分からなかったので読んだ。3100円。

今月の総額

今月はなかなか本を読む気が起きなくてあまり本を読んでいないと思っていたのだけれど、7冊読んでいたので全然オッケー。木下古栗とハヤカワポケットミステリという娯楽に走ったセレクトも振り返ってみてみると僕らしくて良い感じ。3月もこの調子で本を読んで行きたい。今月読んだ本7冊の総額は14000円。