神楽坂の街中華・龍朋『チャーハン・生姜ラーメン』

年末年始になると仕事が忙しくなるというのは一体なぜなのか。理由は分からないけれど忙しいのは間違いない。ただ僕は忙しいを美徳としない。姉から今日の夜に神楽坂で炒飯を食べようと誘いがあったのだけれど、スケジュールを確認すると定時後に打ち合わせが入っていた。僕がやることはただひとつである。打ち合わせ先の会社に連絡をし、打ち合わせをキャンセルする。先方は何やら困っているようではあったけれど、それは僕には関係ない。定時後に打ち合わせを入れることで自分達のスケジュール管理能力をごまかそうとしているそちらが悪いのだ。そして次に無慈悲の時間給を取る。なんとなく1時間休暇をとると気分が良くなるからという理由だけで僕は良く時間給を取る。

会社を出て神楽坂に向かい、神楽坂周辺をぶらぶらと散歩し、民間の喫煙所で煙草を吸う。昔、冬になると息が白くて生きているっていう感じがするねと僕にいった女の子がいた。冬になると彼女のことをいつも思い出す。彼女は風俗嬢だった。

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神楽坂の龍朋で姉と待ち合わせをして、炒飯と限定メニューの生姜ラーメンを食べる。炒飯の有名店なだけあって、とても美味しい。ゴロゴロとしているのに柔らかい焼豚も良いし、米粒ひとつひとつの柔らかさも良い。全てが良い。そして生姜ラーメンはそれを上回るおいしさだった。生姜の千切りとすり下ろしたものが大量に入っているだけのラーメンなのだけれど、身体がぽかぽかになり、これで全て乗り切れるような気がしてくる。砂糖が大量に入ったエナジードリンクを飲むならカロリーと生姜が致死量ギリギリまで入った生姜ラーメンを食べるべきだ。なぜか。美味しいからだ。瓶ビールをダラダラと飲みながら姉が買おうとしているグッチの鞄をスマホで見て可愛いから買ってしまえなどとそそのかした。グッチのバッグを買っても買わなくても僕たちにはどうせお金がないのだからサクッと使ってしまうべきなのだ。後のことは後になって考えればいい。

食事を済ませて赤城神社にお参りをして、飯田橋まで歩き、アナキズムの本を読みながら電車に揺られて家まで帰った。5km軽く走り、クラフトビールを1本開けた一日だった。