東京芸術劇場で「第九」を聴いた

f:id:DHFclub:20191219233319j:image

父親が第九を聞きに行くぞというのでのこのこと池袋までついていきて、第九とやらを聞いてみることにした。今までクラシックのコンサートなんて数えるほどしか行ったことがないけれど、ついに第九の出番かと思った。

仕事を終えて池袋までいそいで向かい池袋チャイナタウンの有名店、知音食堂で激辛中華を食べる。麻婆豆腐、ピーナツと鳥の唐揚げなどどれも全て辛い。そして美味しい。本当は台湾ビールが飲みたかったのだけれど、売り切れですと池袋イントネーションの日本語で諭されたので大人しく中生をの飲みながら激辛中華を食べて顔中から汗が吹き出して、身体には中華の匂いがまとわり付いた状態で西口公園へ向かい、東京芸術劇場を目指す。いつの間にか西口公園も綺麗になっていて、円形ステージがとても綺麗になっていた。これじゃあマコトもキングもどこにいけばいいのだ。

綺麗な格好をしたおじさんやおばさんたちに紛れて指定された席へ向かう。招待席なのでそれなりの席だろうなとは思っていたけれど、まさかのどセンターで笑ってしまう。

f:id:DHFclub:20191219234410j:image

東京芸術劇場には素晴らしく美しいパイプオルガンがある。築地本願寺にあるパイプオルガンもすごく好きだけれど、王道の極みみたいな厳粛な空気を纏う東京芸術劇場にパイプオルガンはやっぱり美しい。オルガンプレイヤーの女性が、その巨大なパイプオルガンの前に座り、音楽を奏でていく。その姿は何か巨大なロボットを操作して敵を倒すロボットアニメの主人公のように思えた。ガンダムやエヴァのような戦闘機としての美しさがそこにはあった。

オープニングアクトのパイプオルガンが終わり、いよいよメーンの第九が始まる。バイオリンを始めてとした膨大な数の弦楽器。さすが読売オーケストラ。演奏中に多くの弓が地面から垂直に立つ瞬間があって、中世のヨーロッパでの争いを連想させる。音の圧力が凄すぎて、直前に飲んだ生ビールが僕の身体に駆け巡り、第九を聞きながらうとうととしてしまう。そして目を覚ますとまだ音楽が鳴り止むことなく続いている。ヤバすぎ。最終的にはコーラスの人たちも立ち上がり、大団円。本当に圧倒的な美しさでした。あと指揮者のおじさんがマオカラースーツを着ていて最高に可愛かった。仕事に来ていけるようなマオカラージャケットが有れば絶対に欲しい。