お惣菜が買えない

f:id:DHFclub:20191116221342j:image

祖父の相続の関係で久しぶりに実家に帰った。昼食と夕食を実家の方で済ませて電車で家まで帰る途中で、彼女から夕飯に何が適当なお惣菜を買ってきて欲しいと連絡が入った。

最寄駅の成城石井でお惣菜を眺めても、どれも不味そうに見えて選ぶ事が出来なかった。全体で見るから全て美味しくなさそうに見えるのではないかと思い、プライスダウンのシールが貼られた惣菜が並ぶ棚をひとつひとつ念入りに見つめたのだけれど、どれも美味しそうには見えなくて僕は困り果ててしまった。なんでお惣菜は、どれもこんなに美味しくなさそうなのだろうか。そんな事は無いのだろうけれど、工場で機械が人間のために作ったゴミのように思えた。綺麗にパッケージングされたそれらをみて、僕は味を想像したのだけれど、残念ながらどれも本当にひどい味しかしなかった。よく買えるなそれを、と思いながら僕は隣のサラリーマンを見た。