西府・とんきち『カツカレー』

どついたるねんのカツカレーTシャツを着ていると、時々思い出したようにカツカレーを食べたくなる。しかしカツカレーは難しい。美味しいカツカレーが食べれるお店の基準がよく分からない。カツなら分かる。カレーでも分かる。カツやカレーの美味しい店は何となくの肌感覚で分かる。でもカツカレーの美味しいお店を探すのはとても難しい。カツが美味しい店には基本的にカツカレーはないし、カレーの本当に美味しいお店にはカツカレーがない。カツとカレーのベン図を書いて、その重なるところに存在しているはずのカツカレーがなかなか見つからない。数学的思考の限界を、カツカレーは越えている。

会社の先輩達と、いくつかのカツカレーの名店と呼ばれる店をピックアップしてローラー作戦を掛けようという話があるのだけれど、仕事の都合がお互いになかなか合わずに打合せと称して外出する事がなかなか難しいなどの障壁があり、カツカレーローラー作戦への道は遠い。

そのような環境になって、カツカレー欲が高まっていたところに府中周辺の情報を調べるにあたり、西府にカツカレーの名店があるとの情報をディグったので行ってきた。

西府・とんきち『カツカレー』

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西府駅から南東方向に6分ほど歩く。横断歩道橋の目の前で歩道からはお店がちゃんと見えないといった飲食店には致命的な立地もなんのその。年季の入った店構は立派で、横断歩道橋とお店のどちらが先に出来たのだろうか分からない。メニューには多くのカツカレーが並び、『大盛りジャンボカツカレー』は大盛りでジャンボなカツカレーで、看板メニューのようだった。

胃が赤ちゃんの胃と同じ大きさなので、普通のカツカレーを頼む。600円くらいだった気がする。これが最高に美味しい。カレーも美味しければカツも美味しい。カツカレーとして食べるともっと美味しい。マリアージュ。味の掛け算などという表現があるけれど、このカツカレーは数学で例えると対数関数で、口に入れた瞬間に極限を迎え無限大に達する。人間の口の位置からえげつない双曲線を描くそのカツカレーは丁度脳の前頭葉を破壊し、天に登る。僕にはそのような説明しか出来ない。簡単に言えばとにかく安くて多くて美味しい。この一行で済むのが本当に美味しいカツカレーなのではないだろうか。

オムライス

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ついでに言えばオムライスも相当美味しい。初見では厨房で料理人が指でも詰めたのかと勘ぐってしまうほどの圧倒的なケチャップの赤さに圧倒するけれど、ケチャップの匂いや味はこのオムライスの複雑な味の一部でしかなく、全く主張してこない。オムライスにかかっているカレーのようなものは実はカレーではなく、デミグラスソースなのだ。その心意気がナイス。

西府・とんきち

お店の人たちもとても暖かく、安くて美味しい。ちなみにカツカレーとオムライスの両方にお味噌汁とサラダまで付いてくる。家のそばに移転してこいと神に願う事が今日からの僕の日課になる。今行かないといけないお店のひとつであるような気がするので皆さま是非。