誠実に生きることについて

学生時代に多くの時間を過ごした彼女の夢を見た。彼女とはいろんなことがあって、随分と距離が出来てしまったけれど、時々彼女の事を思い出してしまう時がある。

夢の中で彼女は婚約者と一緒に出てきたのだけれど、その婚約者がとてもお金持ちなナイスなガイで、ああ君は本来こういう人がとなりにいるべき人間なんだよと思ったりもした。彼女はとても強くて優しい人だった。夢の中で僕は彼女と昔のような親密なキスをした。

目を覚ました時にもその映像が鮮明に頭に残っていて、僕は午前中ずっと回らない頭で彼女の事を考えていた。彼女のとて綺麗な肌の事や、細くて柔らかい髪の毛のこと、その殆どが官能的なもので、僕は何を考えているのかと自分でも軽蔑してしまった。

彼女に僕がなによりも教わったのは常に誠実でいることだったはずだ。彼女は僕が今まで出会った友人の中でもとても誠実な人だった。彼女は不誠実でだらしのない僕に、とても誠実に接してくれていたのだ。その彼女を思い出して、今何をしているのだろうかと考えることは誠実な事なのだろうか。僕はそのような事をするべきではないのだ。

彼女は素晴らしい人だった。その証明をするために僕は出来る限り誠実に生きていかないといけない。