アトピーと生活

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吉祥寺の個性的なセレクトのおすすめ古本屋4選

インディペンデントな古本屋が好きだ。紀伊国屋やジュンク堂のような超大型書店や、B&Bのような小さな書店も好きだけれど、やっぱり古本屋には敵わない。決して広くはない店内に壁一面にセレクトされた本が並ぶその空間にいるだけで何か満たされてしまう。そんなインディペンデントな街の古本屋を紹介したいと思う。今回は中央線の吉祥寺。吉祥寺っていう名前を聞いただけで、あっあの古本屋だなとわかってしまうくらいに吉祥寺には有名店がいくつかある。その中から僕がとびきり好きな古本屋4点を勝手に紹介したい。

BASARA BOOKS

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吉祥寺駅南口を出て、バスの誘導員にどやされながら歩いていると飲食店がひしめき合う商店街に小さな古本屋が現れる。それがかの有名なBASARA BOOKS。初代オーナーは今はどついたるねんのローディーをしているという話を聞いたことがある。正確には今のBASARA BOOKSは2代目という事になる。入口の外には百円本が陳列されていて、これでこそ古本屋という雰囲気がある。外コーナーには少し前のPOPEYEなどが置いてあって、今読むと面白くて僕はついつい買ってしまう。

店内にはサブカル系コミック、日本人作家・外国人の小説などが壁一面に並べられている。ブッカー賞受賞作品などもちゃんと本棚に収まっていて素晴らしい。中でも特筆すべきはレジ横のヒップホップコーナー。アイスバーグスリムの名作PIMPやECD・植本一子、日本語ラップの美ー子ちゃんなどの多種多様なヒップホップ関連作品を取り揃えている。店内のBGMに耳を澄ませばPUNPEEの聴いたことの無いリミックスが流れていたりして、本棚を眺めるふりをしながらついつい聞き入ってしまう。音楽関連本はヒップホップの他にもロックやジャズ、ポップスなど豊富に取り揃えられていて必ず音楽関係の書籍を1冊は買ってしまう。

他にもプロレス関係やオカルト系にも強く、ついつい興味の無かった分野にも手を出してしまう。完全に魔境。

店内を一通り見終わってレジに進み会計を済ませても、まだBASARA BOOKSには秘密兵器が残っている。それが元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎作のクールなショッパー。

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これが欲しくてBASARA BOOKSで本を買う人もいるらしい。

百年

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次は北口の百年。東急百貨店の南側。昭和通り沿いの雑居ビルの2階に潜む楽園。個人的にBASARA BOOKSと並ぶ吉祥寺インディペンデント系古本屋界のツートップ。直線で構成されたミニマムなロゴが象徴するように、とても真面目なセレクト。

店内は広々とした空間で、入って直ぐ右側の絵本コーナーや、セレクトされた目の前の新品の本達、奥には写真集や画集などのアート・デザイン関連の本が多く取り揃えられている。その間の汽水域のような空間には文庫本やハードカバーの古本がずらりと並べられている。ちくま文庫、岩波文庫の冊数も申し分なく、背表紙のタイトルで知的欲求をガンガンに揺さぶってくる。

個人的に百年の好きなところは古本の状態が素晴らしく良いところ。清潔に管理された本たちは古本なのに、どこか新品のような表情をしていたりする。本の状態が非常に良いので価格も圧倒的に安いわけではないけれど、その伝わってくる紙の本への愛情のせいで、どうしたってこの古本屋を好きになってしまう。

一日

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百年の姉妹店の「一日」は中央線の高架の直ぐそばにある隠れた名店。 百年との違いは店内の蔵書とは別にガレージセールのように300円均一の本が売られている事。このガレージセールが素晴らしくて、一冊一冊慎重に背表紙のタイトルを見ていくことで最高の掘り出し物に出会うことができる。ガレージセールの本を隅から隅まで見終わると気付けば大体4、5冊は手元に抱えている。それだけ買っても1500円程度なのだから驚く。

百年との違いはガレージセールだけではなくて、店内にはギャラリーも併設されていて、若手アーティストの作品を見て実際に購入する事もできる。行く度に新しい文化に触れる事が出来る。

お利口な古本屋の周りかたとして、百年に行く前に先ずは一日に向かうことをオススメする。百年と同じ本でも少しばかりくたびれているのものなら百年よりも安い値段で買うことが出来るからだ。浮いたお金で恋人に花でも買ってあげるといい。

すうさい堂

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吉祥寺の多数派が集う西エリアとは真逆の東エリアに潜む「すうさい堂」は吉祥寺で最もサブカルで最もハードコアな古本屋。屋号がスーサイドというのも最高。雑居ビルではなく完全なマンションの一室にあり、共有階段を2階まで上がるとTHE普通のマンションの部屋の扉にすうさい堂の看板がかかっている。

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インターホンは不要と書かれているので、恐る恐る扉を開くとそこはもう完全に家。本が好きな友人の家。扉を開けて一番先に目に入るシンクにはスポンジと洗剤。そしてコンロの上には常備菜のようなものが詰められたジップロックコンテナーが重ねられて置いてある。奥へと進むと友人の家にあるメタルラックと、友人の部屋にあるカラーボックスにサブカルチャー色の強いコミックや文庫が敷き詰められている。コンポのスピーカーからは良い感じのロックが鳴り止まない。映画、音楽関連の本が豊富で何よりその他の書店では感じる事の出来ない安心感が脳にキマる。

最後に

個人的に買ってきた本を直ぐに本棚に入れる事はしないで、なんとなくブックスタンドに立てておく癖があるんだけれど、ブックスタンドは最高なので是非。