アトピーと生活

ほとんど完治したアトピーの事を中心に

2019 HIKE No.2 南高尾山稜(JR高尾駅to高尾山口駅)

2019年の登山2発目。例年になく遅いペースで登山を嗜んでおります。遠くに行くのが面倒なので今回も高尾山付近。ただ高尾山付近は桜のシーズンで人が溢れかえっている事が予想されるので高尾は高尾でも南高尾山稜をぐるっと歩いた。JR高尾駅北口改札を抜けて、陣場山行きのバス停に伸びる長い列を尻目に金毘羅山登山口へ歩いて向かう。金毘羅山登山口から入り、東高尾山稜を経て南高尾山稜へと繋ぐ今回のルート。高尾は楽勝とかいう既定概念をぶっ壊すその距離は約20km。久しぶりの登山のトレーニングとしては最適。

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町の中に急に現れる登山道。これが金毘羅山の登山道で、ここから登山が始まる。時間は9:30。アップダウンの激しい山道が最初は続く。ハイカーズハイに入るまでのこの最初の数十分が毎回地獄で、家に帰ってNetflixを見ながらベッドでゴロゴロしたいと思いながら歩く。

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少し歩くと神社に着く。この頃にはもう完全にハイに入っていてとても楽しい。高尾の町を見下ろしながら緩やかな道を歩いて行く。20分程度歩くと京王高尾山口駅のざわめきが聴こえる。僕たちは山の中なので周りの風景は何も見えないけれど、ハイカー達の楽しそうな声と電車の発着音が鳴り響く。ほんのすこしの高低差で、僕たちは全く違う世界を生きることになるのだ。

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小さいtrail bumと大きいtrail bum。big turtleの中身はほとんど入っていなくて、bummerと僕が背負っている山と道miniに荷物が沢山入っている。決して彼女がとんでもないSULハイカーという訳ではなくて、優しさの上で成り立つULスタイル。今回も友人のPを一緒に連れてきたのでくだらない会話が延々と繰り返される。登山に興味のないPも山育ちなので山や木や虫に詳しい。詳しいことは良いことです。

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花火のように生える可愛い黄色い花や、ハチが卵を植え付けて気持ちの良くない姿になってしまった草、小さな満開の桜や日陰でしか生きられないPみたいな食虫植物を見た。野草に関する知識がないのでいい加減にどうしかしなければいけないとは思いつつ、なかなか勉強をする気になれない。途中でアクティブシニア層のあばあさん集団に会い、ちやほやされる。別れた後に誰かが言った「山中のババアは閻魔の遣い」という言葉でめちゃくちゃ笑う。

歩いていると皮が全部剥がれている木を見つけたPが「ズル剥けだねぇ」と言う。そんな事を言われたら僕も歩きながら「ズル剥けお木んぽ」と言う他なく、3人でめちゃくちゃ笑ってしまう。その後も思い出したように誰かが「お木んぽ」と言い残りの2人がゲラゲラ笑うというなんとも無駄な体力の使いをした。マジで無駄な笑い。

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12:00。見晴台で粉末のうどんスープでうどんを作って食べる。麺は冷凍のもので、具材はかまぼこ、ウィンナー、サラダチキン、油揚げにネギ、卵など。卵はケースなんて買わなくても売っているパケを切ってザック一番上に置いておけば基本的には割れない。うどんが最高に美味しい。今回は缶のコーラを持ってきたのだけれどこれが大正解で完全に美味い。麺を食べ終えたスープにおにぎりを入れて雑炊にする。これもまた美味しい。たくさん食べていたら途端に眠くなり横になる。起こされてフリスビーをして出発。もう歩きたくない直ぐに寝たい。

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眠気も覚めて一列でずいずい歩いているとラスタの神に愛されているPが最後尾で一切の声を出さなくなっている。ひとりで勝手に気持ち良くなっているらしく消え入るような声で「精神が下山を始めた」と言い始める。おやおやこれはと思っていると先頭を歩いている嫁が「腰痛を超越した」と言い始める。後ろでは精神的な下山を既に終え、肉体のみが未だ森の中を歩いているという状態の友人がいて、前には持病の腰痛の痛みを完全に超越した事でハイになり「超越した。これは登山ではなく越山である。完全に超越しました」とブツブツ呟く嫁がいる。本当に地獄かと思った。意識が宇宙と繋がった人間に挟まれた僕は3人で登っているはずなのにソロ登山のような大いなる孤独感に包み込まれて森の木々の影そのものになってしまうところだった。危ない。

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国道を橋で越える。いつもの高尾山っぽい山で安心する。以前来た時はここで完全に迷いとんでもない時間をかけて山から脱出した経験があるので今回は慎重に地図を見て進む。

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ここの分かれ道がマジで分かりにくいので気を付けて下さい。高尾山方向に行かないと地獄です。無事に高尾山へのルートを選択して意識の戻った2人と楽しく進む。この辺りからだいぶ足が疲れて来ていた。最終的にはバッキバキになって翌日の朝に地獄を見ることになった。

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無事に高尾山山頂に着きマウンテンデューとソフトクリームと煙草のフロマージュを味わう。文字にすると吐くくらい気持ち悪いですね。リフトが終わっていたので1号路をランして下山。下の方はまだ桜が残っていた。夕暮れ。そのままのい勢いで温泉に雪崩れ込み、サウナでピリッと整える。今回はバスタオルをわざわざ家から3枚も持ってきたんだけれど、レンタル料が350円で、350円のために僕は20kmも無駄にかさばるタオルを背負って歩いたのかと思うとマジでエモくて超ヤバかったです。