アトピーと生活

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BREE 2つ折りヌメ革財布の8年目の経年変化について

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クレジットカードの普及やキャッシュレス化など財布を取り巻く環境は常に変化しています。お金を払うという行為がリデザインされ、ファインテックの成長など数年後には無くなってしまうかもしれない財布という存在。だからこそ時代の流れに惑わされずに普遍的な財布こそ今使うべきでは無いですか。という事でTHEスタンダードな二つ折りの皮財布BREEの8年目のエイジングの紹介です。

京都の北山通り沿いにあるBREEの路面店で僕がこの財布を買ったのは大学3年生の頃だった。それまではそんなにお金も持っていなかったし使う事も無かったからジーンズのポケットにお札を4つ折りにして突っ込んで使っていた。小銭も適当にポケットに入れておいて家に着いたら適当なビンに放り込んでおく。毎年年末には5万円くらい小銭で溜まっていて、それを元手に有馬記念で勝負するのが毎年の行事になっていた。そんなトレインスポッティング的お財布生活から脱したのはクレジットカードや学生証、免許証など持ち歩く必要のあるカードが増えたからだった。現金社会では財布を使っていなかったのにカード社会になったら財布が必要になるという矛盾を感じつつも、飴色に変化するBREEのヌメ革に憧れて購入に至る。

8年間毎日使っていたわけではないけれど、大体使っていたと思う。今でもふとした瞬間に手に馴染むフォルムと吸い付くようなの皮の質感に驚く時がある。例えば電車の改札前で鞄から財布を取り出す瞬間とか、そういう謎のタイミングで僕はBREEの財布で良かったななどと思う。一切派手な所も無いし特別な事もない。唯一型押しのロゴが表面にあるけれどあっても無くても構わないし、ある事すら忘れるようなロゴの刻印。どうせだからBREEの財布について話しておきたい。

BREEの二つ折り財布について

日本札(1万円札)がはみ出る

横幅ではなくて縦幅の都合上、日本のお札ははみ出てしまう。個人的にはだからなんなんだっていう感情しかないのだけれど、気になる人は気になるかもしれない。

コインは入れない方が良い

コインケースが付いているけれど基本的にはあまり入れない方がいい。理由としては単純に厚みが増す。最近は躍起になって薄い財布や小さい財布を各社が作っているけれど今までの普遍的な革財布だって小銭が入ってなければ十分に薄い。買い物は基本カードで払うので小銭を貰うことはほとんどないけれど、自動販売機やフリーマーケット、昔ながらの定食屋などまだ日本にはカード文化に対するレジスタンスがいることを忘れてはいけない。小銭を貰えば小銭入れに入れる。家に着いたら適当なビンに小銭は額に関係無く全てぶち込む。年末にはこの便を大事そうに抱えて銀行に行き、コンビニでビンを捨ててその足で競馬場に向かう。関係ないんだけれど僕は年に2回だけ競馬場に行くようにしている。1回は年末の有馬記念、2回目は夏の府中競馬場の花火大会。話が逸れたけれどコインは貰うたびにビンに放り込んでおけば財布の厚みも気にならないからいいですよ、でも最初から小銭入れがないタイプのお財布は日本人の生活スタイル的に全く適しているとは言えないからやめておいた方がいいと思う。

特に手入れは必要無い

革製品だから本当は手入れをするべきだと思う。ブラッシングをしてミンクオイルを入れるくらいの簡単なケアは半年に1回くらいするべきだと思う。思うんだけれど僕の場合は何もしてない。2年に1回ブラッシングをしてオイルを入れて乾拭き、陰干しといったようなことをしているけれどこれも特に意味があるのか分からない。BREEの財布なんてケアして長く大切に使いましょうというよりは適当に使っていてもタフなので長く使えますよというスタンスで本来売っていくべきものなのだ。ジャーマンがヌメ革で作った財布なんてタフに決まってる。

経年変化・エイジング

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最初の4年間は基本的にデニムの後ろポケットに入れていたので財布に変な折り目が入っているような気がするんだけれどこれって普通の事なのか。色の変化は2年目くらいからほとんど変化はない。飴色を通り越して汚いけれど、日光や蛍光灯の光を反射してツルツルに輝いている姿はまだまだ現役感がある。内側のヌメ革は日光浴もさせていなかったからまだ白っぽい部分がある。今から焼いて飴色にする気もないし、このまま使っていく予定。

経年劣化

そもそもレザーのエイジングも劣化でしょとは思っているのだけれど、あえて分けたのはこっちは本当の劣化の紹介だから。

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アール部分には負担が掛かるのか、良く擦れるのか糸が切れている。糸が切れてもパーツが分類してしまうほどでもないので特に何も処理はせずに使用続行中。

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他にはお札部分の底の折り目が裂けている。ここは折り曲げる箇所だからしょうがない。ここから全体に劣化が広がっていくいくのだと思ったけれど特にそんな事もなく。

生活に適した財布

BREEの財布をこれだけ長く使うことになるとは大学3年生の僕も思わなかっただろう。それまでの僕はコム・デ・ギャルソンのウォレットやマルジェラの2つ折り財布などを少し使ってみて、使いにくくて売るを繰り返して最終的には財布を使う事を放棄した財布ジプシーだったのだから。最近だとミニマムだかシンプルだかで小さな財布が大人気だけれど、本当にミニマムでシンプルな財布っていうのはBREEの2つ折り財布のようなものを言うのだ。普遍的である事。生活に適している事。愛着が湧く事。特徴のない事。これらを全て満たす財布なんてどうかしてるよ。それでも僕は現に8年間もこの財布にやられてしまっているのだから不思議な魅力がある事は間違いない。財布なんて5年後には無くなっているかもしれないのだから今こそオールドファッションでしょと僕は思うのだ。