アトピーと生活

ほとんど完治したアトピーの事を中心に

男が確実にモテるようになる方法を知っている

ラブとかライクとか全部引っくるめてヘイトなんだけれど、知人の男性にどうすればモテるようになるのか教えてくれと言われたので僕の秘伝の技を伝授した。なんで彼が僕にそんな事を聞いてきたのかと言うと、はるか遠い昔、高校生の頃から僕には実績があったからだった。モテないメンズ達が集団生活をするという狂った環境で10台の多感な時期を数年過ごして、僕は何度もこの相談を受けてきた。そしてその度に僕は毎回同じアドバイスをして、彼らはその通りにして恋に落ちた。その恋の行方がどうであれ、確かに皆が誰かを好きなったり、愛されたりしていた。そのような過去の話を以前飲み会の席で話した事があって、その時に彼は「ふーん。面白いね。」みたいな事を言いながら僕は興味ないですみたいな顔をしていた。その彼が僕にどうすればモテるのかと聞いてきたのは昨日の昼休みで、なんかワケありだなとか思いながらも余計な事を聞かずに彼にその秘伝を授けたのだった。今まで何十回も口にした言葉を彼に伝えた。「勉強をしろ。感情の起伏を無くせ。髪の毛を伸ばせ。」

ポカーンとした顔の彼。その後ろにはタワークレーンと高層ビル。昔上野動物園の近くで黄色いタワークレーンを見て「うわ麒麟が脱走したかと思った」と本気で驚いていた女性を思い出す。ポカーンの彼は意味がわかっていないらしく、もっとちゃんとしたやつを教えろと言ってくる。僕の「その発想がまるでダメ。ちゃんとした人間なんて世の中には溢れきっているしちゃんとした人間に勝てるほど僕たちはちゃんとしていない。」という言葉にもポッカーンの彼。天気が良いし、まだ煙草も残っているし僕は彼にその3つの命令を解説することにした。

勉強をしろ

これは当たり前の話で勉強をしていない人は全くもってダメ。何しろ僕が勉強をしていない人間がくそつまらなくてワックだと思っているので僕にそんな事を思われる奴は女の子に好かれるわけがない。勉強をするっていうのは資格だなんだっていう事では無くてただ日常的に本を読む習慣があるかどうかという事とかのレベルでいい。別にこれは守っても守らなくても正直どっちでもいいけれどお前はなんか自分のことをバカだと思っていないバカっぽいから勉強してそういう事に気付いたほうがいい気がする。あとスマホで熱心にスワイプしているやつと本を読んでいるやつだったらどっちが好感持てるかって言ったらどう考えても後者。あと出版業界も多少は潤うかもしれないし沢山本を読め。

感情の起伏をなくせ

絶対にイライラしたり怒ったりしないで欲しい。面倒臭いしウザすぎるから。

髪の毛を伸ばせ

これが1番重要なんだけれど髪の毛を伸ばしまくれ。ここで作られた嘘の個性を自分のアイデンティティに取り込めばもはや敵なし。何も考えずに2年間ほど過ごせば髪の毛が胸くらいまで伸びてくるからそれを後ろで括ってもいいし、そのままセンター分けでもいい。ただ髪の毛が長いだけでいい。髪の毛が胸くらいまでだとやっとロン毛だと言えるくらいのレベルでいわゆるロン毛の赤ちゃんだけど、今の社会はロン毛の男が足りていない節がある。今の社会はというよりもずっと昔から未来永劫ロン毛のメンズが足りていない。足りていないのに需要はちゃんとある。ちゃんとしている女性はちゃんとしている男性とラブをメイクしていくのだから、ちゃんとしていないお前はちゃんとしていない世界でやっていく以外ないわけ。でもちゃんとやってない界ではお前は正社員だし大学院まで出てるんだから完全にエリートだよ。しかも希少価値の高いロン毛のメンズとくれば何人かの女の子とは親密になれること請け合いだ。ロン毛というニッチなニーズに滑り込んでこそお前のその中途半端な中身と経歴が意味を持つ。分かったら髪の毛をただただ伸ばしまくれ。髪の毛が伸びるのを待っている間に音楽を聴き文章をよめ。時々山に登ったり、丁寧に作られた高級な料理を口にしろ。これでうまくいくはずだ。

僕が言いたいのは王道で勝負しても勝ち目がないから誰も通らないような小道を行けということで、この世界にはなぜか小道が大好きなガールズだって沢山いる。だから別にロン毛で無くてもいいし、スキンヘッドに身体中にタトゥーを入れるのでもいい。いつもジャケットのポケットに大量のスーパーボールを入れている男みたいなテクニカルな個性でもいい。むしろとても良い。

スーパーボール500個入(大小取り混ぜ)すくい用

スーパーボール500個入(大小取り混ぜ)すくい用

 

 

教養と穏やかという必要最低限の中身さえあればあとは出来るだけ強烈な見た目上の個性を出していけばいい。ブラックヘアでもいいし、自分の半径100mに自分とおなじようなやつが居なければオッケー。よりニッチにニッチに突き進んでいくほか僕たちに残された道はないのだ。進化論じゃないけれど最後まで生き残るためには僕たちは変わって変わって変わりまくるしかないのだ。というような解説を彼にしてから煙草を吸っていると彼が「あの高層ビル群が出来上がるころには俺の髪の毛も伸びていて、きっと彼女が出来ているのだろうな」と行った後に少し置いて「スパゲッティモンスター」と呟くのを聞いていいぞと思うのだった。