アトピーと生活

ほとんど完治したアトピーの事を中心に

どついたるねん×クリトリックリス「謹賀珍珍」@下北沢シェルター

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1/6の日曜日、年末年始休みの最終日にどついたるねん とクリトリックリスのツーマンライブ「謹賀珍珍」を下北沢シェルターに観に行きました。これが今年のライブ初めで音初め。

シェルターに11:50分ごろ到着。客入りは上々と言えるのか30人くらい。空席を除けばほぼ満員。こんな正月休みの最終日で明日から仕事っていうタイミングでライブに来る奴なんているのかよと最初は思っていましたが問題なし。明日以降も休みが続きそうな人が数名と我々凡人の生活とは異なった人生のタイムテーブルを組んでいそうな人が数名というか大半。どう考えても最高でしょとか考えていたら暗転。音が鳴る。僕の2019年の音が鳴る。

オープニング アクト

クリトリックリスがオープニングだろうからスギムが2019年の僕の鼓膜の処女膜をブチ破るのかと興奮していたところ全くの検討違いでした。ステージに置かれた巨大な隕石のような中心が七色に光る謎の物体からひょっこりと現れたジャミロクワイサングラスの男性がオープニングアクト。僕が無知なのがいけないのですが前衛的で、それはもう平成という今まで積み上げてきた歴史を全て無視して自分のしたい事だけをするというような音楽。3曲ほど打ち込んだトラックに言葉を載せて気持ちよさそうに歌った後に謎の物体の後ろに帰っていき「あ、終わりでーす」のひとこと。おい平成はまだ終わってねえぞ。次の年号でまた会いましょう。どうやら過去にクリトリック・リスと関係があった人らしい。前衛的な音楽を久し振りに聴いていたら喉がカラカラになるという謎の状況に陥ったのでドリンクカウンターでアルコールを飲んでいるとスギムがドリンクカウンターで「焼酎水割り」と言っている声が聞こえた。

クリトリック・リス

安心する。2019年も半裸のおじさんがぴこぴことステージの上で踊って歌っている姿を見るだけで僕の心は満たされてしまう。本当に安心感しかない。スギムを見ていると勝手に笑顔になってしまう。脊髄反射で広角が上がり笑い声が口から出てしまう。多幸感。圧倒的な多幸感。MCでの高円寺UFOクラブでのTHEたこさんとどついたるねんとのライブの思い出や、山ちゃんが今この瞬間にすぐ近くの下北沢スリーにいるという話をしていて、脱退していったどついたるねんメンバーへの愛を勝手に感じてしまった。すぐ近くにいるのに同じステージに立てないという事の切なさを客としての僕は勝手に感じてしまう。ライブはいつものクリトリックリスで最高に楽しくていつも通りに最高に感動しました。途中からスギムがギャラクシーのCMでお馴染みのMOROHAのMCアフロとダブって見えてしまった。スタイルや客層の違いも全部ひっくり返してしまうくらいのメッセージがそこにはあって初めて聴いたんじゃないかってくらいに突き刺さってしまった。りんご音楽祭で初めて聞いた時は全く突き刺さりもしなかったのだけれど。新曲味噌汁も聞けてよかった。

私は味噌汁。定食を頼めば一緒に付いてくる味噌汁。トンカツ頼んでも、牛丼頼んでも、焼き魚頼んでも、何頼んでも付いてくる。みんな口にはするけど、わざわざ味噌汁欲しさに足を運ばない。

今回初めて味噌汁を聞いたのですが流石にどういう気持ちで歌ってるんだよ頭イかれちゃうだろと心配になりました。

HAGECORE

HAGECORE

 

どついたるねん 

1年ぶりくらいのどついたるねん。まさかの7人編成。サポートの3名は全員シュッとしていて若くて微塵も感じないどついたるねん感が逆にどついたるねん 感を増幅させるという謎の現象が発生していた。上下スキーウェアでステージに登場するカリスマ・うーちゃん。ちょくちょく座って壁にもたれ掛かってギターを弾く姿はマジの天才のようでした。最近は全く追いかけていなかったので知らない曲も沢山あったのですが知っているとか知らないとかはどついたるねんの前では無意味。誰でも覚えられるサビフレーズと誰も予想できない言葉えらびのアンバランスさ。これがどついたるねんです。ライブは全体的に新体制での曲を中心にやっていてTHEパンクバンドスタイル。久しぶりに踊って楽しかったです。

ここからはただどついたるねんを見て感じた事をダラダラと。僕はメジャーデビュー当時のどついたるねんがどついたるねんだと未だに思っている。どうしてもフロントメンバー4人の好き勝手やるライブスタイルを後ろで支えるテクニカルな狂気を孕んだ楽器部隊の4人の計8人のどついたるねんが最高だと今でも思ってしまう。メンバーが脱退した後のライブレポなどを読んでいると全く衰えていないとか、迫力は変わらないとかそういうポジティブな文書が多い事に驚いた。僕はどついたるねんは単純な足し算のバンドだと思っている。1+1=2という辺り前の足し算でやっているバンドなのだ。だから単純に人数が多ければ多いほど強い。今の4人よりも単純に8人の方が数字として強い。可能性も個性も多様性も全てにおいて8人の時の方が強かったと僕は思ってしまうのだ。今の彼らは4という数字の中で最も優れた4を作り出しているように見えるのだけれど、それは5人でやれば、8人でやれば簡単に追い越せる4でしかないと思ってしまった。僕はどうしても彼らの事が好きで彼らが楽しいのが一番良いと思っている。だからこそ今の人数で出来る事の可能性の限界に気付いてしまって苦しんでないかなと勝手に心配になってしまう。浜ちゃんの笑顔が昔よりも少なくなったなとか、ワトソンが昔よりも辛そうだなとか勝手にライブ中の彼らの表情を見て考えてしまうのだ。いやうるせえよと言われればそれで終わってしまうただの親が子にするような勝手で純粋な心配なのだけれど、今日ステージを見ていたお客さんの中には僕と同じような気持ちで見ている人が数人はいたのではないかと思う。ただそんな考えを持っていたとしても本編最後のBODY GUARDでワトソンが歌った

私の生き様を見といてよ
私の生き様を見といてよ
私の生き様を見といてよ
どついたるねんの生き様を見といてよ

という言葉とうーちゃんのキラキラした目を見てしまうとこれからもどついたるねんを見ていなくてはいけないと思わされてしまう。アンコールはクリトリックリスなども呼んでのMY BEST FRIEND。メンバーを簡単に友達と言ってしまうその軽さとバンドへの拘りの重さが最も良い方向に向かえば良いと思う。ただ本当に最初から最後まで良いライブでした。2019年も良い生き様を見せてください。

外の世界は色々あって大変だからこのシェルターに籠ってしまって色んなことから逃げ切りたいと思うけれど、こんなメンバーで生き残るくらいなら外に出てたくさんの最低なことや最高なことを経験して死のう。

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