デニムはアルファベット3文字のブランド名が好きです。特に根拠も何も無いのだけれど。APC、SGF、そしてTBC。 TBCはデニムの聖地岡山児島でメイドインジャパンのデニムを作っているブランドなんですが、カッコつけてない感じが最高。そしてSEAMANというマスターピースの存在。
TCB SEAMAN
海軍が使用していたパンツをモチーフに作成されたSEAMAN。図太いシルエットも今ではもうリラックス感。
よくデニムのレポを見ているといつも「つい毎日履いてしまう」みたいな形容詞がよくあるけれどそれがこれ。最初買った時は平日帰ってから履いたり家からほとんど出ない休日用にしましょうかなとか思って買ったんだけれどその思惑は見事に外れる事になる。
これを履いてタイにも行ったしスペインにも行った。飛行機の長時間のフライトでもストレスが無いしほとんどパジャマみたいに使える。暑いところに行く場合には山と道の5pocket shortsとSEAMANがあればどこでもいける。タイも相当暑かったけれど低オンスの恩恵で全く気持ち悪くなかった。高尾山から陣場山までの日帰りらくちん縦走も行った。スケボーする時もよく履いている。転んでコンクリートに擦れて変な所に色落ちが出来たりもしているけれど私は元気です。ついつい履いてしまう。
SEAMANの素晴らしさ
生地は薄くて太めのサイズ感も相まってストレスゼロ。僕は結構細いタイプにメンズなので最小サイズの28インチを履いてるだけれどそれでもウエストはかなり余裕がある。ベルトはガチャベルかシューレースでいいと思う。僕は基本的にシューレースでどうにかこうにかやってます。めんどくさいからベルトが欲しいけれどなかなか買う気が起きない。今履いているやつは裾を短めにしてさらにロールして履いてる。このくらいのボリューム感があればオーバーサイズの古着でもバランスは取れるしタイトなsisiiのライダースなんかを羽織っても全く問題無し。足元はルナサンダルからオールデンまでなんでもござれ。あとたまに奥さんが勝手に履くことがあるんだけど女性が履いても可愛い。APCのプチニューがスタンダードみたいな世の流れだけどこれも間違いなくスタンダードになるでしょって毎回足を通すたびに思う。
TCB SEAMAN 色落ち
オンスが低いからがっつりの色落ちは期待出来ないなとか思いながらガシガシ履いてガシガシ洗いまくってたら結構いい感じのの色落ち具合になりました。
フロントポケットも最初は全然存在感なかったんだけれど今じゃ結構な存在感。太ももの色落ちいい感じ。
ポケットにダメージが出てきているけれど完全に崩壊してもう無理ぽってならない限りはリペアに出さなくていいかな。
バックスタイルも自然な色落ち。
大切にしていないわけではないんだけれど、そこまで過保護に育てるような子でもないでしょ。あと楽しみなのはTCBがやっている無償リペア。TCBは自社ブランドのものであれば永久的に無償でリペアをしてくれる。送料はこっち負担だけれど、このデニムをいちばん知っている人たちがリペアしてくれるのは良いに決まっている。こういうところがメイドインジャパンで好きです。
バックポケット上のペンキステンシルはまだまだ健在。これもいつか消えてなくなると思う。
丁度3年くらい履いているけれどこれからもよろしくねダーリンといった感じ。