伊東を散策する

東京駅から踊り子に乗り込む。向かうは伊東。というよりもハトヤハトヤホテル。伊藤に行くならハトヤのアレだけど正直世間の認知度ってハトヤ>伊東だからハトヤに行くなら伊東〜の方が正しくないですか。どうですか。

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いつも思うけれど踊り子号と踊り子ビューの格差には驚かされる。踊り子号はヴィンテージ車両です。とても古い。この電車に乗って伊豆の方に向かうと椅子の背もたれの上から見える乗客の後頭部が殆ど禿げていて、若い人がほとんどいないことに気づく。昭和にタイムスリップしたような気持ちになる。

踊り子号の車中で爆睡をして、気付いたら伊東。伊東の駅前はいつ来ても寂しい。人がいる事が逆に寂しい。そういう寂れた観光地特有の駅前なのだ。特に行く所もないので駅前の商店街を散歩する。途中ですれ違ったホームレススタイルのお召し物を着ているおじさんがお祭りで売っている電球ドリンクの電球に白い液体を入れて、ストローでちゅーちゅーやっていた。あのおじさんはいつかのお祭りで買った電球ドリンクを気に入って水筒のように使っているのだろうか。それともモノホンの電球を解体して、それをコップにしているのではないだろうか。そしてあの液体は何だ。濁り酒かなーとか話しながら歩いているとお祭りの屋台がぽつぽつと見えきてきた。何のことはない。この日伊東はお祭りだったのだ。電球ドリンクの出店も出ていて、通りすがりながらメニューを見てみると「カルピス、カルピスソーダ」の2つだけだった。あのおじさんが飲んでいたのがどちらかは分からないけれどどっちにしてもカルピスだ。カルピスの専門店のようなストイックさで電球ドリンクにカルピスを入れて売るで出店が東京にあるだろうか。カルピスの聖地、それが伊東なのだ。商店街を抜けてぶらぶらしているとお神輿に遭遇する。小学生くらいの子供が拡声器を使って掛け声をかけていた。やらされている感がとても可愛かったです。

お昼ご飯に伊東の有名な五味屋に行く。お店の前には順番待ちの人が並んでいて、店内のリストに名前を書いてお待ちくださいとの事だったのでリストを書くために店内に入ると魚の生臭い匂いが部屋中に広がっていて、魚を食べたい気持ちがゼロになる。今はもう中華かトンカツが食べたい。魚でも鰻なら火を通してあるし臭くないしセーフだよなとか思いながら歩いて店を探す。

フレンチ料理屋があるので入る。ランチのコースで2000円弱。まあまあ丁度良い値段なのでここに決める。仔羊のステーキを食べながら次にどこに行くかを決める。店内にモチーフとしての黒猫が沢山散りばめられていて、それだけで黒猫好きな人はある程度集客出来るから凄いよね〜。

お店を出て少しだけプラプラしてみても特に面白いものがあるわけではないので海を見に行く。伊東という土地の方向感覚はちょっと特殊で、北とか西とかそういう方位的感覚ではなくて完全に右と左の世界だ。それは毎回、伊東の旅が駅から始まるからなんだろう。改札を出て正面のロータリーをみて、右に行けばハトヤホテルがある。左に行けば海がある。そういう感覚しかないのはちょっと面白い。という事で伊東の「左」の方向に行き海を見る。THE 海。瀬戸内のような美しさがあるわけでもなく、島のような静けさがあるのでもない。うるさくて本州のよくある海。本当に伊藤にはこれといった良いものがないね。そこが最高。でも本当にする事が無いのでセブンイレブンでサクッとお酒やらお菓子やらを買って駅に向かう。ここからハトヤホテルまでの送迎バスに乗るのだ。