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元都庁・特別区職員が答える 建築系公務員の東京都と特別区の違いについて

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建築系公務員を目指す事が決まった後は、受験する自治体を選択することになります。そこで悩むのが各自治体の違い。今回は受験者の多い東京都と特別区の違いについて説明します。

東京都Bと特別区(一般)は日程が同じ

本来であれば両方受けて見ればいいのですが、受験者数と質のバランスを取るために試験日は同じ日に設定されています。ですので東京都Bと特別区(一般)はどちらかしか受験する事が出来ないのです。

しかし 東京都1Aと特別区(一般)、特別区(新方式)はそれぞれ日程が異なるので、東京都1Aと特別区(一般)を両方受験することは可能です。同じように東京都1Bと特別区(新方式)を両方受験する事も可能です。要は日程が被っていなければ例外を除き基本的に受験をする事が可能なのです。

都庁と特別区の違い

それでは都庁と特別区の違いについていくつかのカテゴリに分けて説明していきます。

行政としての違い

都庁

東京都は都道府県の権限と同じように市としての権限を持っている特殊な広域行政機関です。一国の年間予算と同じ規模の予算を持っている都市ですので国に対する影響力も強く、国家公務員よりも都庁の職員の方が実質的な力を持っているとも言われています。また都道府県と市の両方の権限を持っているので他の都道府県庁よりも住民との距離感が近い行政でもあります。

特別区

特別区は地元密着型の行政団体です。東京都のように広域ではなく地元優先で事業や計画を進めていきます。東京都よりも地元区について熟知しているので地元での事業については東京都よりも区の意見が重要視される事も多いです。特別区の中でも都心3区は特に財源も豊富なので国や東京都と対等に仕事を進めることができます。

仕事の違い

東京都と特別区では日々の業務にも違いがあります。

東京都

東京都は23区だけではなく多摩地区や島しょ地域を含んだ全ての管轄で仕事を行います。基本的に大きなプロジェクトが多く、それを国や地元区と共同して進めていきます。東京都は国や他の民間企業と調整を行い、区は地元住民などと調整を行う事が多いです。

特別区

特別区は地元区だけの範囲で事業や計画を進めていきます。また都心部で多い面積の大きい再開発などは東京都と共同で進めていくことになります。規模の小さな案件については区の内部だけで調整をしていきます。また地元区と言うだけあって、住民との距離感が非常に近いのも特徴です。住民からの意見を吸い上げてそれを計画の反映していくのが区としての重要な役割でもあります。

仕事の忙しさの違い

東京都は単純に面積が大きいのでそれに比例して業務量も多くなっていきます。もちろんそれを処理できるだけの人員が確保されていますが、それでも業務量はとても多いです。日々の業務や打ち合わせ、説明会、議会対応といった様々な仕事を行う必要があり長時間労働が問題になるのも仕方がないのでは...と思ってしまうほどの仕事量があります。

特別区は地元区の事業だけが仕事になるので仕事量自体は多くはありません。ただ職員の数もそれほど多くはないので忙しい部署は忙しくなってしまう事もあります。また区内の事業であっても面積や都市計画の種類によっては都案件になるものも多くあります。ですの比較的、雰囲気はまったりとしていて残業も殆ど無く有給も希望通りに取れる職場が多いのが特徴的です。

給料の違い

はっきり言ってしまうと殆ど変わりません。東京都の方が局長級などのポストが多いため平均給料自体は高くなりますが一般的な管理職まで昇進して退職する場合であれば都と区の違いは殆どありません。

まとめ

バリバリ仕事をしたい人は都庁人は都庁でまったり趣味や遊びをたのしもたい楽しみたい人は特別区がオススメです。